ウブロ<HUBLOT>の歴史

ウブロ<HUBLOT>の歴史
    ウブロは、1979年にスイスのレマン湖畔にある小さな町ニヨンで、イタリア人のカルロ・クロッコ氏が創業した時計メーカーである、MDM社(現ウブロジュネーブ社)によって、創設された新鋭ブランドです。

    ウブロ<HUBLOT>の歴史

    『ウブロ』とはフランス語で、船の側面の採光用の小窓である「舷窓」の意味。
    ウブロのデザインの源泉はそこにあり、翌年の1980年のバーゼル・フェアで衝撃的なデビューを飾りました。

    80年代初頭、クォーツ時計の台頭により打撃を受けたスイスの時計メーカー各社は瀕死の状態でした。
    スイス製時計にとって逆風が吹き荒れる中、ウブロは斬新なアイデア溢れる、非常にクリエイティブなデザインで業界に新風を吹き込んだのです。
    ブランド名の通り、舷窓を想起させるベゼルやラグのない重厚なケースデザインに加え、高品質な時計にはタブーであったラバーストラップを大胆に採用し、スイスの時計製法の古い固定概念を完全に打ち破ったのです。

    類稀なる洗練されたデザイン性を支えるウブロのコンセプトやプロダクトは、先例がないことを受け入れない当時のスイス時計業界において、「異端」でしかありませんでした。
    しかしウブロは、流行発信地であるイタリアを中心に、ファッション界、特にジョルジオ・アルマーニやルチアーノ・ベネトンといったデザイナー達に支持され、世界中で高い評価を獲得したのです。

    CEOであるクロッコ氏は、時計のコンセプトからデザイン、顧客ターゲットの設定まですべてをプロデュースしており、徹底したマーケティングのもと、イタリア人ならではの美的センスとスイスの伝統技術を融合させた独自の世界を創り上げることに成功。
    コンセプトカラーは、ゴールドとブラック。
    斬新なデザインのスポーツモデルで、またたく間に一流ブランドへのステージを駆け上がりました。

    時計の次世代到来を思わせる、創造性あふれた発想は、ウブロを「異端」として受け入れないはずの老舗メーカーまでも感化し、世界中の時計市場のトレンドに大きく影響したのです。
    そして、誕生から四半世紀。2005年に創立25年を迎えたウブロは、『フュージョン(融合)』というコンセプトを掲げ、マテリアル、デザイン、テクニックの全てが常に前衛的で革新的である事を念頭に、自らのアイデンティティに縛られること無く、常に四半世紀先の時流を見据えているのです。